芥川龍之介「蜜柑」

※この作品は、オーディオブックとして発売になりましたので、ダウンロードはできません。
疲労の中の私が見た美しい情景…3人の子供と鮮やかな蜜柑の色…すべては汽車の窓の外に…
芥川龍之介の「蜜柑」全1回。本来2回ぐらいにわけて読む長さかもしれませんが、この物語は一気に聞いていただきたい物語。とても美しい文体で構成されています。物を書くというのは、こんなにも美しい作業なのかとはっとさせられました。汽車の音を入れたくなりました。「蜘蛛の糸・杜子春」に収録。
Ryunosuke Akutagawa "MIKAN"

※テキストは、青空文庫の皆様のご尽力により、上記バナーで御覧になれます。
![]() | 蜘蛛の糸・杜子春(蜜柑も収録) 著者:芥川 龍之介 |
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コメント
最近ポッドキャストからこちらを知り、
少しずつ聞いている者です。頑張ってくださいませ。
さて、今回「蜜柑」を拝聴していまして、明らかな
誤読と思われるところに気づいてしまいました。
最後のシーン、「彼等は皆、この曇天に押しすくめ
られたかと思う程、揃って背が低かった。」
ここは「曇天(どんてん)ですよね(汗)。
それと、これはテキストクリティークの問題かとは
存じますが、その直後「窓から半身を乗り出してい
た例の娘が」を「はんしん」とお読みですが、
個人的には「はんみを乗り出す」と読む方が
慣用句的には自然に感じます。
またその後、「暮色を帯びた町はずれの踏切りと」
を「くれいろ」とお読みでしたが、「〜を帯びる」と
いう漢文調や、直後の「乱落」という熟語との対比
を考えますと、「ぼしょく」と読む方が自然と思いました
が、いかがでしょうか?
投稿 FT | 2006年4月28日 (金) 23時11分
追記いたします。
二つめに触れた「半身」ですが、
「上半身を窓から乗り出した」のだから
その意味なら確かに「はんしん」と読むのが
正しいですね。ただ、辞書的な部分とは別に
「はんみ」と読むのが自然に思える気持ちが
ぬぐえず、用例を調査中です。
大変お騒がせして申し訳ありません。
投稿 FT | 2006年4月29日 (土) 06時49分
FTさん、ご指摘ありがとうございます!!
曇天(どんてん)、暮色(ぼしょく)ですね、確かに・・・お恥ずかしながら、多分このような間違いは、いくつかあるだろうと思います。
僕自身、気をつけて辞書片手に読んでいますが、思い込みしている場合、辞書をひかずに読んでしまう事もあります。すみません。
こうしてご指摘をいただけると大変助かります。ありがとうございます。
今度、読み直したものをアップしたいと思います。
投稿 ささきたけし | 2006年4月29日 (土) 08時06分