竹内浩三「骨のうたう」

Podfeed Rnaking 48位! 50位以内到達記念。竹内浩三の詩の朗読。竹内浩三が知られるきっかけとなった詩「骨のうたう」・・・この詩の朗読から佐々木健の朗読はスタートしました。彼が戦争に行く前に、書いた詩である。その先を見通す目は、現代人の我々をもあっと思わせる。そして、戦争という時代。誰もがお国のためと言って戦った時代。現代人の我々よりも自由に生きようとした浩三。1942.8.3作。浩三21歳。出征一年前に書かれた詩である。
Kozo Takeuchi "hone no utau"
(2:21)
骨のうたう
戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
遠い他国で ひょんと死ぬるや
だまって だれもいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
こいびとの眼や
ひょんと消ゆるや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や
白い箱にて 故国をながめる
音もなく なんにもなく
帰っては きましたけれど
故国の人のよそよそしさや
自分の事務や女のみだしなみが大切で
骨は骨 骨を愛する人もなし
骨は骨として 勲章をもらい
高く崇められ ほまれは高し
なれど 骨はききたかった
絶大な愛情のひびきをききたかった
がらがらどんどんと事務と常識が流れ
故国は発展にいそがしかった
女は 化粧にいそがしかった
ああ 戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
こらえきれないさびしさや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や
![]() | ぼくもいくさに征くのだけれど?竹内浩三の詩と死 著者:稲泉 連 |
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