夏目漱石「こころ」第045回(中 九)

「中 両親と私 九」
私(わたくし)がいよいよ立とうという間際になって、(たしか二日前の夕方の事であったと思うが、)父はまた突然引(ひ)っ繰(く)り返(かえ)った。私はその時書物や衣類を詰めた行李(こうり)をからげていた。父は風呂(ふろ)へ入ったところであった。父の背中を流しに行った母が大きな声を出して私を呼んだ。私は裸体(はだか)のまま母に後ろから抱かれている父を見た…。 夏目漱石の「こころ」連続読み第45回。上中下の「中 両親と私」の章の第9回である。
(5:46) Soseki Natsume "KOKORO"#45

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こころ 著者:夏目 漱石 |
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