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2006年6月30日 (金)

サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」6

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ねえ、王子くん。こんなふうに、ちょっとずつわかってきたんだ。きみがさみしく、ささやかに生きてきたって。ずっときみには、おだやかな夕ぐれしか、いやされるものがなかった。このことをはじめて知ったのは、四日めのあさ、そのとき、きみはぼくにいった。
「夕ぐれが大すきなんだ。夕ぐれを見にいこう……」

(2:50) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #6

青空文庫
※テキストとイラストは、上記で御覧になれます。
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星の王子さま Book 星の王子さま

著者:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
販売元:平凡社
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2006年6月28日 (水)

芥川龍之介「妙な話」(2/2)

Download ※この作品は、オーディオブックとして発売になりましたので、ダウンロードはできません。



恐い話をというリクエストにお答えして・・・後編である。あっと驚く結末である。キーワードとなる赤帽が、何とも時代を感じさせますね。どうぞお楽しみください。
(8:49) Ryunosuke Akutagawa 'Strange Story (2/2)'

青空文庫
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日本怪奇小説傑作集1

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著者:紀田 順一郎,東 雅夫

販売元:東京創元社

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2006年6月27日 (火)

芥川龍之介「妙な話」(1/2)

Download ※この作品は、オーディオブックとして発売になりましたので、ダウンロードはできません。


恐い話をというリクエストにお答えして・・・と言ってもそんなにホラーではありません。芥川龍之介の世界ですから。妙な話というタイトルの通り、不思議な話であり、ラストを聞くと、芥川龍之介のしてやったり!という顔が浮かんできます。全部で18分ほどになってしまったので2回に分けてお送りします。まずは前編をどうぞ。
(8:59) Ryunosuke Akutagawa 'Strange Story (1/2)'

青空文庫
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日本怪奇小説傑作集1

著者:紀田 順一郎,東 雅夫

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2006年6月26日 (月)

サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」5

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日に日にだんだんわかってきた。どんな星で、なぜそこを出るようになって、どういうたびをしてきたのか。どれも、とりとめなくしゃべっていて、なんとなくそういう話になったんだけど。そんなふうにして、三日めはバオバブのこわい話をきくことになった。このときもヒツジがきっかけだった。この王子くんはふかいなやみでもあるみたいに、ふいにきいてきたんだ…。「子どものみなさん、バオバブに気をつけること!」

(6:30) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #5

青空文庫
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星の王子さま

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星の王子さま

著者:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

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2006年6月20日 (火)

夏目漱石「こころ」第048回(中 十二)

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「中 両親と私 十二」
 兄が帰って来た時、父は寝ながら新聞を読んでいた。父は平生(へいぜい)から何を措(お)いても新聞だけには眼を通す習慣であったが、床(とこ)についてからは、退屈のため猶更(なおさら)それを読みたがった。母も私(わたくし)も強(し)いては反対せずに、なるべく病人の思い通りにさせておいた…。 夏目漱石の「こころ」連続読み第48回。上中下の「中 両親と私」の章の第12回である。
(5:43) Soseki Natsume "KOKORO"#48
※2006.6.21一部読みの重複があったので修正しました。

青空文庫
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こころ Book こころ

著者:夏目 漱石
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2006年6月19日 (月)

サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」4

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こうして、だいじなことがもうひとつわかった。なんと、その子のすむ星は、いっけんのいえよりもちょっと大きいだけなんだ!といっても、大げさにいうほどのことでもない。ごぞんじのとおり、ちきゅう、もくせい、かせい、きんせいみたいに名まえのある大きな星のほかに、ぼうえんきょうでもたまにしか見えないちいさなものも、そのなん百ばいとある。たとえばそういったものがひとつ、てんもん学しゃに見つかると、ばんごうでよばれることになる。〈しょうわくせい325〉というかんじで…。

(7:23) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #4

青空文庫
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2006年6月17日 (土)

竹内浩三「白い雲」「手紙」

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2006.6.11朝、大切な友人が事故で亡くなった。その衝撃は大きく、しばらく朗読をお休みした。この朗読は、実は、6.13に収録したものだ。戦争の時代の死と、今の死に違いはない。突然の訃報であった。ついさっきまで、語り合っていた友がいない。つらい中で録音をしてみたものだ。僕の持論でもあるが、本当に悲しい時には、悲しいようには読まないものだ。ただ、たんたんと読んでいる。でも明るくは読めなかったな。少し、戦争の時代を垣間みた気がした。もちろん、戦争の時代は、もっと悲惨だったのだろうと思うけど。内埜則之、安らかに眠ってくれ。 明日は、朗読の日の朗読だ。竹内浩三を読む。
(5:32)

白い雲

満州と云うと
やっぱし遠いところ
乾いた砂が たいらかに
どこまでもつづいて
壁の家があったりする

そのどこかの町の白い病院に
熱で干いた唇が
枯草のように
音もなく
山田のことばで
いきをしていたのか

ゆでたまごのように
あつくなった眼と
天井の
ちょうど中ごろに
活動写真のフィルムのように
山田の景色がながれていたのか

あゝその眼に
黒いカーテンが下り
その唇に
うごかない花びらが
まいおちたのか
楽譜のまいおちる
けはいにもにて

白い雲が
秋の空に
音もなく
とけて
ゆくように

竹内浩三紹介サイト(伊勢の森さん作成)」で詩が読めます。




戦死やあわれ

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戦死やあわれ

著者:竹内 浩三

販売元:岩波書店

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2006年6月 9日 (金)

夏目漱石「こころ」第047回(中 十一)

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「中 両親と私 十一」
 こうした落ち付きのない間にも、私(わたくし)はまだ静かに坐(すわ)る余裕をもっていた。偶(たま)には書物を開けて十頁(ページ)もつづけざまに読む時間さえ出て来た。一旦(いったん)堅く括(くく)られた私の行李(こうり)は、いつの間にか解かれてしまった。私は要(い)るに任せて、その中から色々なものを取り出した。私は東京を立つ時、心のうちで極(き)めた、この夏中の日課を顧みた…。 夏目漱石の「こころ」連続読み第47回。上中下の「中 両親と私」の章の第11回である。
(6:16) Soseki Natsume "KOKORO"#47

青空文庫
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こころ Book こころ

著者:夏目 漱石
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2006年6月 8日 (木)

サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」3

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その子がどこから来たのか、なかなかわからなかった。まさに気ままな王子くん、たくさんものをきいてくるわりには、こっちのことにはちっとも耳をかさない。たまたま口からでたことばから、ちょっとずつ見えてきたんだ。たとえば、ぼくのひこうきをはじめて目にしたとき(ちなみにぼくのひこうきの絵はかかない、ややこしすぎるから)、その子はこうきいてきた…

(4:52) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #3

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2006年6月 7日 (水)

夏目漱石「こころ」第046回(中 十)

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「中 両親と私 十」
 父の病気は同じような状態で一週間以上つづいた。私(わたくし)はその間に長い手紙を九州にいる兄宛(あて)で出した。妹(いもと)へは母から出させた。私は腹の中で、おそらくこれが父の健康に関して二人へやる最後の音信(たより)だろうと思った。それで両方へいよいよという場合には電報を打つから出て来いという意味を書き込めた…。 夏目漱石の「こころ」連続読み第46回。上中下の「中 両親と私」の章の第10回である。
(5:53) Soseki Natsume "KOKORO"#46

青空文庫
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こころ Book こころ

著者:夏目 漱石
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2006年6月 6日 (火)

夏目漱石「こころ」第045回(中 九)

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「中 両親と私 九」
 私(わたくし)がいよいよ立とうという間際になって、(たしか二日前の夕方の事であったと思うが、)父はまた突然引(ひ)っ繰(く)り返(かえ)った。私はその時書物や衣類を詰めた行李(こうり)をからげていた。父は風呂(ふろ)へ入ったところであった。父の背中を流しに行った母が大きな声を出して私を呼んだ。私は裸体(はだか)のまま母に後ろから抱かれている父を見た…。 夏目漱石の「こころ」連続読み第45回。上中下の「中 両親と私」の章の第9回である。
(5:46) Soseki Natsume "KOKORO"#45

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2006年6月 5日 (月)

StoryTellerBook NEWS 6/5

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5/27に行われた朗読会と、ライブのご報告。イワンの馬鹿の事。あのときの王子くん(星の王子さま)の事。
6/18(日)17:00−の朗読の日出演の告知。最近出ているCMのこと。しゃべっています。
詳しくはこちらへ
(10:37)

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2006年6月 3日 (土)

トルストイ「イワンの馬鹿」第12回後半

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年よった悪魔はテイブルにつきました。すると唖娘は、早速その手を捉えて、調べにかかりました。ところが手にはちっとも硬いところがありません。すべすべしていて、爪が長く延びていました。唖娘は唸りながら、悪魔をテイブルから引きはなしました・・・。 トルストイ「イワンの馬鹿」連続読み12回後半(最終回)。
(10:25)

青空文庫
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アラビアンナイト・イワンの馬鹿

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アラビアンナイト・イワンの馬鹿

著者:菊池 寛

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2006年6月 2日 (金)

トルストイ「イワンの馬鹿」第12回前半

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年よった悪魔はこの手段をよす外ありませんでした。兵隊を使ったんじゃ、とてもイワンを取っちめることは出来ませんでした。そこで今度は姿をかえて、立派な紳士に化けて、イワンの国に住みこみました。かれは肥満(ふとっちょ)のタラスをやっつけたように、金の力でイワンをやっつけてやろうと考えたのです・・・。 トルストイ「イワンの馬鹿」連続読み12回前半(全12回を予定してましたが、13回で終了です。)。
(9:55)

青空文庫
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2006年6月 1日 (木)

サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」2

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それまで、ぼくはずっとひとりぼっちだった。だれともうちとけられないまま、六年まえ、ちょっとおかしくなって、サハラさばくに下りた。ぼくのエンジンのなかで、なにかがこわれていた。ぼくには、みてくれるひとも、おきゃくさんもいなかったから、なおすのはむずかしいけど、ぜんぶひとりでなんとかやってみることにした。それでぼくのいのちがきまってしまう。のみ水は、たった七日ぶんしかなかった…

(7:49) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #2

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