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2006年7月31日 (月)

夏目漱石「こころ」第054回(中 十八)

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「中 両親と私 十八」
病室にはいつの間にか医者が来ていた。なるべく病人を楽にするという主意からまた浣腸(かんちょう)を試みるところであった。看護婦は昨夜(ゆうべ)の疲れを休めるために別室で寝ていた。慣れない兄は起(た)ってまごまごしていた。私(わたくし)の顔を見ると、「ちょっと手をお貸(か)し」といったまま、自分は席に着いた。私は兄に代って、油紙(あぶらがみ)を父の尻(しり)の下に宛(あ)てがったりした…。

夏目漱石の「こころ」連続読み第54回。上中下の「中 両親と私」の章の第18回(最終回)である。
いよいよ、次回より、「下 先生と遺書」へ突入!。
(6:15) Soseki Natsume "KOKORO"#54


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2006年7月29日 (土)

更新滞ってすみません。来週よりきちんと配信します。

ポッドキャスト配信が滞っており申し訳ございません。
多忙&体調をくずし、朗読ができませんでした。
復活しましたので、来週よりきちんとお届けしたいと思います。

ただ、芝居の稽古なども佳境に入っており、不定期配信にもなりかねない状態ですので、
下記のような配信を基本とさせていただきたいと思っています。

配信:月水金の週3日
時間:0時〜6時の間。
ニュース&フリートークは、上記に含まず不定期に配信。

当面、以上のような形態で配信致します。
よろしくお願い致します。

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2006年7月24日 (月)

サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」9

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星から出るのに、その子はわたり鳥をつかったんだとおもう。出る日のあさ、じぶんの星のかたづけをした。火のついた火山のススを、ていねいにはらった。そこにはふたつ火のついた火山があって、あさごはんをあたためるのにちょうどよかった。それと火のきえた火山もひとつあったんだけど、その子がいうには「まんがいち!」のために、その火のきえた火山もおなじようにススをはらった…。

(5:02) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #9

青空文庫
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翻訳を無料で公開して下さっている大久保ゆうさんに敬意を表します。ありがとうございます。
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星の王子さま Book 星の王子さま

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2006年7月21日 (金)

夏目漱石「こころ」第053回(中 十七)

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「中 両親と私 十七」
その日は病人の出来がことに悪いように見えた。私(わたくし)が厠(かわや)へ行こうとして席を立った時、廊下で行き合った兄は「どこへ行く」と番兵のような口調で誰何(すいか)した。
「どうも様子が少し変だからなるべく傍(そば)にいるようにしなくっちゃいけないよ」と注意した…。

夏目漱石の「こころ」連続読み第53回。上中下の「中 両親と私」の章の第17回である。
いよいよ中も後1回で終わりです。それでやっと半分。下 先生と遺書へ続きます。
(5:38) Soseki Natsume "KOKORO"#53


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2006年7月20日 (木)

芥川龍之介「地獄変」第2回

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良秀と申しましたら、或は唯今でも猶、あの男の事を覚えていらつしやる方がございませう。その頃絵筆をとりましては、良秀の右に出るものは一人もあるまいと申された位、高名な絵師でございます。あの時の事がございました時には、彼是もう五十の阪(さか)に、手がとゞいて居りましたらうか。見た所は唯、背の低い、骨と皮ばかりに痩せた、意地の悪さうな老人でございました…。
(全20回の予定)

(5:16) Ryunosuke Akutagawa "Hell Screen #2"


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芥川龍之介全集〈2〉 Book 芥川龍之介全集〈2〉

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2006年7月19日 (水)

日経ビジネスアソシエに紹介されました。

7/18(火)発売(隔週発売)の日経ビジネスアソシエに、STORYTELLER BOOKが紹介されました。
p61に出ています。ぜひ、お手にとって御覧ください!ポッドキャストの特集の中で、オススメの番組としての紹介でした。
Nba200

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芥川龍之介「地獄変」第1回

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堀川の大殿様(おほとのさま)のやうな方は、これまでは固(もと)より、後の世には恐らく二人とはいらつしやいますまい。噂に聞きますと、あの方の御誕生になる前には、大威徳明王(だいゐとくみやうおう)の御姿が御母君(おんはゝぎみ)の夢枕にお立ちになつたとか申す事でございますが、兎(と)に角(かく)御生れつきから、並々の人間とは御違ひになつてゐたやうでございます…。 (全20回の予定)
(4:09) Ryunosuke Akutagawa "Hell Screen "

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2006年7月15日 (土)

StoryTellerBook NEWS 7/15

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8月の芝居の告知
シミズプロジェクト第2回公演8/9-13@サンモールスタジオ「みんな、先生/甘やかされた子供」
http://s-project2.kokorojin.com
あのときの王子くん、バラの花やってくれる女性募集〜。
シャーロックホームズ「赤毛連盟」CD化プロジェクト進行中!!ご意見お聞かせ下さい。

(06:05)

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2006年7月14日 (金)

夏目漱石「こころ」第052回(中 十六)

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「中 両親と私 十六」
父は時々囈語(うわこと)をいうようになった。 「乃木大将(のぎたいしょう)に済まない。実に面目次第(めんぼくしだい)がない。いえ私もすぐお後(あと)から」  こんな言葉をひょいひょい出した。母は気味を悪がった。なるべくみんなを枕元(まくらもと)へ集めておきたがった。気のたしかな時は頻(しき)りに淋(さび)しがる病人にもそれが希望らしく見えた…。

夏目漱石の「こころ」連続読み第52回。上中下の「中 両親と私」の章の第16回である。
いよいよ中も後2回で終わりです。それでやっと半分。下 先生と遺書へ続きます。
(5:52) Soseki Natsume "KOKORO"#52


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2006年7月13日 (木)

サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」8

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「バラ登場」ほどなくして、その花のことがどんどんわかっていった。それまでも、王子くんの星には、とてもつつましい花があった。花びらがひとまわりするだけの、ちっともばしょをとらない花だ。あさ、気がつくと草のなかから生えていて、夜にはなくなっている。でも、あの子のいった花はそれじゃなくて、ある日、どこからかタネがはこばれてきて、めを出したんだ。
バラは、やはり女性にやってもらいたいなぁ。今回は、僕読んじゃいましたけど・・・笑。

(7:05) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #8

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2006年7月12日 (水)

夏目漱石「こころ」第051回(中 十五)

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「中 両親と私 十五」
「先生先生というのは一体誰(だれ)の事だい」と兄が聞いた。 「こないだ話したじゃないか」と私(わたくし)は答えた。私は自分で質問をしておきながら、すぐ他(ひと)の説明を忘れてしまう兄に対して不快の念を起した。「聞いた事は聞いたけれども」 兄は必竟(ひっきょう)聞いても解(わか)らないというのであった。私から見ればなにも無理に先生を兄に理解してもらう必要はなかった。けれども腹は立った。また例の兄らしい所が出て来たと思った…。 夏目漱石の「こころ」連続読み第51回。上中下の「中 両親と私」の章の第15回である。
(5:26) Soseki Natsume "KOKORO"#51

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2006年7月11日 (火)

芥川龍之介「機関車を見ながら」

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…わたしの子供たちは、機関車の真似をしてゐる。尤(もつと)も動かずにゐる機関車ではない。手をふつたり、「しゆつしゆつ」といつたり、進行中の機関車の真似をしてゐる。これはわたしの子供たちに限つたことではないであらう。ではなぜ機関車の真似をするか? それはもちろん機関車に何か威力を感じるからである…。芥川龍之介の短編。 昭和2年という事は、芥川龍之介が33歳。子供達というのは、長男(5歳)と二男(?才)の事であろう。三男は、まさに昭和2年7月に生まれているから、生まれた直後か、生まれる直前に書かれたものである。僕は同じ父親として芥川龍之介がどんな父親であったのか想像が難しい。しかし、この2年後に芥川は服毒自殺をする。子供達3人を残して…。やはり文筆化として自分の人生に立ち向かった人なのだろうと思う。そんな想像をしながら、芥川龍之介が子供達が遊ぶそばで考えていた事。朗読して見ました。
(8:20) Ryunosuke Akutagawa "I think while seeing the locomotive. "

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芥川龍之介全集〈第23巻〉日録・講演メモ・遺書・ノート・手帳・詩歌未定稿

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芥川龍之介全集〈第23巻〉日録・講演メモ・遺書・ノート・手帳・詩歌未定稿

著者:芥川 龍之介

販売元:岩波書店

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2006年7月10日 (月)

夏目漱石「こころ」第050回(中 十四)

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「中 両親と私 十四」
 父の病気は最後の一撃を待つ間際(まぎわ)まで進んで来て、そこでしばらく躊躇(ちゅうちょ)するようにみえた。家のものは運命の宣告が、今日下(くだ)るか、今日下るかと思って、毎夜床(とこ)にはいった。父は傍(はた)のものを辛(つら)くするほどの苦痛をどこにも感じていなかった。その点になると看病はむしろ楽であった…。 夏目漱石の「こころ」連続読み第50回。上中下の「中 両親と私」の章の第14回である。
(5:51) Soseki Natsume "KOKORO"#50

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こころ Book こころ

著者:夏目 漱石
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2006年7月 7日 (金)

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」1、午后の授業

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「ではみなさんは、そういうふうに川だと云(い)われたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊(つる)した大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指(さ)しながら、みんなに問(とい)をかけました…。

今日は七夕・・・何か七夕にちなんだ話をと探してみましたが、思ったよりもなくて、じゃあ星の物語でもと思い、この作品を選びました。今後、連載となるかどうかは、皆様の反応次第という事で。一はね、先生しかしゃべりませんから、できるんですが、ジョバンニとカムパネルラを自分でやるかどうか悩むところです。
(7:57) Kenji Miyazawa "Night of the Milky Way Railway"#1

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銀河鉄道の夜

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銀河鉄道の夜

著者:宮沢 賢治,小林 敏也

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2006年7月 6日 (木)

サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」7

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五日め、またヒツジのおかげで、この王子くんにまつわるなぞが、ひとつあきらかになった。その子は、なんのまえおきもなく、いきなりきいてきたんだ。ずっとひとりで、うーんとなやんでいたことが、とけたみたいに。

「ヒツジがちいさな木を食べるんなら、花も食べるのかな?」

(7:22) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #7

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2006年7月 5日 (水)

夏目漱石「こころ」第049回(中 十三)

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「中 両親と私 十三」
 私(わたくし)の書いた手紙はかなり長いものであった。母も私も今度こそ先生から何とかいって来るだろうと考えていた。すると手紙を出して二日目にまた電報が私宛(あて)で届いた。それには来ないでもよろしいという文句だけしかなかった。私はそれを母に見せた…。 夏目漱石の「こころ」連続読み第49回。上中下の「中 両親と私」の章の第13回である。
(5:35) Soseki Natsume "KOKORO"#49

青空文庫
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こころ Book こころ

著者:夏目 漱石
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2006年7月 3日 (月)

竹内浩三43.7.17速達、44.7.17筑波日記

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世の中は戦争をしています。

なんだか衝撃的な一文だ。

43年の速達と、44年の筑波日記を読んでみました。


竹内浩三紹介サイト(伊勢の森さん作成)」で詩が読めます。




戦死やあわれ

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戦死やあわれ

著者:竹内 浩三

販売元:岩波書店

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