芥川龍之介「機関車を見ながら」

…わたしの子供たちは、機関車の真似をしてゐる。尤(もつと)も動かずにゐる機関車ではない。手をふつたり、「しゆつしゆつ」といつたり、進行中の機関車の真似をしてゐる。これはわたしの子供たちに限つたことではないであらう。ではなぜ機関車の真似をするか? それはもちろん機関車に何か威力を感じるからである…。芥川龍之介の短編。
昭和2年という事は、芥川龍之介が33歳。子供達というのは、長男(5歳)と二男(?才)の事であろう。三男は、まさに昭和2年7月に生まれているから、生まれた直後か、生まれる直前に書かれたものである。僕は同じ父親として芥川龍之介がどんな父親であったのか想像が難しい。しかし、この2年後に芥川は服毒自殺をする。子供達3人を残して…。やはり文筆化として自分の人生に立ち向かった人なのだろうと思う。そんな想像をしながら、芥川龍之介が子供達が遊ぶそばで考えていた事。朗読して見ました。
(8:20) Ryunosuke Akutagawa "I think while seeing the locomotive. "

※テキストは、青空文庫の皆様のご尽力により、上記バナーで御覧になれます。
![]() | 芥川龍之介全集〈第23巻〉日録・講演メモ・遺書・ノート・手帳・詩歌未定稿 著者:芥川 龍之介 |
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