夏目漱石「こころ」第058回(下四)

「下 先生と遺書 四」
とにかくたった一人取り残された私(わたくし)は、母のいい付け通り、この叔父(おじ)を頼るより外(ほか)に途(みち)はなかったのです。叔父はまた一切(いっさい)を引き受けて凡(すべ)ての世話をしてくれました。そうして私を私の希望する東京へ出られるように取り計らってくれました。
私は東京へ来て高等学校へはいりました。その時の高等学校の生徒は今よりもよほど殺伐(さつばつ)で粗野でした…。
夏目漱石の「こころ」連続読み第58回。上中下の「下 先生と遺書」の章#4(全110回)
(5:57) Soseki Natsume "KOKORO"#58
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こころ 著者:夏目 漱石 |
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