サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」19

王子くんは、たかい山にのぼった。それまでその子の知っていた山といえば、たけがひざまでしかない火山がみっつだけ。しかも、きえた火山はこしかけにつかっていたくらいだ。だから、その子はこんなふうにかんがえた。『こんなにたかい山からなら、ひと目で、この星ぜんたいと、ひとみんなを見わたせるはず……』でも、見えたのは、するどくとがった岩山ばかりだった。
「こんにちは。」と、その子があてずっぽうにいうと、
「こんにちは……こんにちは……こんにちは……」と…
(2:06) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #19

※テキストとイラストは、上記で御覧になれます。
翻訳を無料で公開して下さっている大久保ゆうさんに敬意を表します。ありがとうございます。
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| 星の王子さま
著者:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ |
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