サン=テグジュペリ「あのときの王子くん」24

おかしくなって、さばくに下りてから、八日め。ぼくは、ものうりの話をききながら、ほんの少しだけのこっていた水を、ぐいとのみほした。
「へえ!」と、ぼくは王子くんにいった。「たいへんけっこうな思いで話だけど、まだひこうきがなおってないし、もう、のむものもない。ぼくも、ゆっくりゆーっくり水くみ場にあるいていけると、うれしいんだけど!」
「友だちのキツネが……」と、その子がいったけど、
「いいかい、ぼうや。もうキツネの話をしてるばあいじゃないんだ!」
「どうして?」
「のどがからからだと、すぐにでも死んじゃうんだよ…。
(7:52) Antoine de Saint-Exupery, Le Petit Prince #24
↑30秒すぐに試聴できます。

※テキストとイラストは、上記で御覧になれます。
翻訳を無料で公開して下さっている大久保ゆうさんに敬意を表します。ありがとうございます。
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著者:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ |
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