夏目漱石「こころ」第078回(下二十四)

「下 先生と遺書 二十四」
私は奥さんからそういう風(ふう)に取り扱われた結果、段々快活になって来たのです。それを自覚していたから、同じものを今度はKの上に応用しようと試みたのです。Kと私とが性格の上において、大分(だいぶ)相違のある事は、長く交際(つきあ)って来た私によく解(わか)っていましたけれども、私の神経がこの家庭に入ってから多少角(かど)が取れたごとく、Kの心もここに置けばいつか沈まる事があるだろうと考えたので…。
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夏目漱石の「こころ」連続読み第78回。上中下の「下 先生と遺書」の章#24(全110回)
(5:39) Soseki Natsume "KOKORO"#78
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こころ 著者:夏目 漱石 |
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