夏目漱石「こころ」第081回(下二十七)

「下 先生と遺書 二十七」
一週間ばかりして私(わたくし)はまたKとお嬢さんがいっしょに話している室(へや)を通り抜けました。その時お嬢さんは私の顔を見るや否(いな)や笑い出しました。私はすぐ何がおかしいのかと聞けばよかったのでしょう。それをつい黙って自分の居間まで来てしまったのです。だからKもいつものように、今帰ったかと声を掛ける事ができなくなりました。お嬢さんはすぐ障子(しょうじ)を開けて茶の間へ入ったようでした…。
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夏目漱石の「こころ」連続読み第81回。上中下の「下 先生と遺書」の章#27(全110回)
(5:37) Soseki Natsume "KOKORO"#81
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こころ 著者:夏目 漱石 |
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