« 竹内浩三「筑波日記」昭和19年2月18日 | トップページ | 竹内浩三「筑波日記」昭和19年2月19日 »

2007年2月19日 (月)

夏目漱石「こころ」第082回(下二十八)

Download
「下 先生と遺書 二十八」
Kはあまり旅へ出ない男でした。私(わたくし)にも房州(ぼうしゅう)は始めてでした。二人は何にも知らないで、船が一番先へ着いた所から上陸したのです。たしか保田(ほた)とかいいました。今ではどんなに変っているか知りませんが、その頃(ころ)はひどい漁村でした。第一(だいち)どこもかしこも腥(なまぐさ)いのです。それから海へ入ると、波に押し倒されて、すぐ手だの足だのを擦(す)り剥(む)くのです。拳(こぶし)のような大きな石が打ち寄せる波に揉(も)まれて、始終ごろごろしているのです…。


↑30秒すぐに試聴できます。

夏目漱石の「こころ」連続読み第82回。上中下の「下 先生と遺書」の章#28(全110回)

(5:41) Soseki Natsume "KOKORO"#82


mixiにコミュニティを立ち上げました。ご意見などご自由にお寄せ下さい。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1102090

青空文庫
※テキストは、青空文庫の皆様のご尽力により、上記バナーで御覧になれます。

こころ Book こころ

著者:夏目 漱石
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/12649/5404147

この記事へのトラックバック一覧です: 夏目漱石「こころ」第082回(下二十八):

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。